「一人目」です。
「今日は、洋服の正しい着こなし」について、
紹介していこうと思います。
今回、この話をしようと思った経緯としては、今まで漠然と思っていた一つの想いからです。
ダサい人が多すぎる。
自分の着ている洋服に無頓着な人が多すぎる。
また、周りで流行っているものにすぐ飛びつく人も多すぎる。
そんな、想いから、今日は洋服の着こなしについて話して行きたいと思います。
洋服のもたらす効果
「人はその制服通りの人間になる」
ーナポレオン・ボナパルト
かの有名なナポレオンもこう言い残しています。
洋服の与える影響、とりわけ外見の人生に及ぼす影響は、
服に無頓着な人間が考えている以上に大きいです。
少し大げさに申し上げましょう…
「洋服で人生は大きく変わる」
今日はそんな目線で内容を読んでください。
心理学から紐解く服の効果
被服には、3つの社会・心理的機能が存在します。
1.「自己の確認・強化・変容」→自分自身を確かめ、強め、変える
2.「情報伝達」→被服によって他者に何かを伝える
3.「社会的相互作用の促進・抑制」→被服によって他者との行為のやりとりを調整する
これら、「服の持つ3つの機能」を認識し、
効果的に活用することで、
人は肯定感を感じ、社会的存在価値を高めることができる
今日は、とりわけ
ビジネスマンのスーツの基本について、
端的に紹介していこうと思います。
ビジネススーツの基本
基本的なスーツの色
ビジネススーツの基本色は、何色だと思いますか??
日本では、就活生が着用していることもあり、「黒」
この色は、街中を歩いているとよく見かけるスーツの色となります。
しかし、スーツの基本色は、
「ダークネイビー」(濃紺)
「ダークグレイ」(チャコールグレイ)
この二色となります。
黒は、本来ビジネスカラーには該当しません。
しかし、慣習上、日本では着用は問題ありませんが、上記の二色が基本色であることは頭に入れておいても損はないでしょう。
サイズの重要性
皆さんのスーツはジャストサイズですか?
スーツは、「肩と胸で着る」と言われるほど、
サイズが合っていないとかっこよくありません。
日本のビジネスマンの多くは、大きめのサイズのスーツを選んでいる場合が多いです。
原因としては、学生服購入時の影響が多いようです。
成長するからと大きめの制服を買った、中学生のあの頃。
なんとなく、気持ちは理解する事ができます。
しかし、サイズが合っていないスーツは、
だらしない、仕事ができなさそう、ダサい
こんなイメージを与えかねません。
生地が良い、悪い以上にスーツのサイズには、気を遣いましょう。
最低限、サイズの合ったスーツを購入しましょう。
スーツの試着方法
さて、ここまでの話で、
「基本色」と「サイズ」についてわかったと思うので、
ここからは、お店でのスーツ購入時のポイントについて紹介します。
先ずは、自分の体のサイズを知る必要がありますよね?
その方法は以下のようになります。
フィッティングの手順
1.自分のサイズを知る(スーツ専門店を利用)
2.違うメーカーのスーツなど、3着以上試着する
3.自分の目で見て確認し、着心地の違いを感じてみる
4.サイズの目安がわかったら、同じ商品の一つ上(一つ下)のサイズも試着して、再確認
5.サイズ感を把握できたら、サイズをメモしれもらい、持ち帰る
6.採寸場所と日時、ブランド名、メーカー名、サイズを記録しておく
上記のようなフィッティングを行えば、
自分に合ったサイズのスーツを見つける事ができるでしょう。
試着の際の目安としては、こんなものもあります。
・ジャケットの袖からシャツの袖が0.8~1.5㎝程度のぞいているか
・ジャケットの肩甲骨に縦ジワが入っていないか、背中に横ジワが入っていないか
他にも、パンツの丈で合ったりとこだわったら限りないほどの魅力があるのですが、
特に強いこだわりが無い方は今の二つを意識して、試着すると良いと思います。
そんな、自分に合ったスーツを見つける上で一番簡単な方法があります。
それは、
「プロの店員さんに聞く事」
しかし、アルバイトで働いている人がいる場合もあるので、
やはり、ちゃんとしたスーツブランドのお店で探す事ができれば一番良いものが見つかると思います。
もちろん、値段に苦心する部分もあるのでお勧めとして、
僕個人はスーツをアウトレットで購入しております。
伝統的スーツスタイル
スーツには、基本的な大きく分けて3つのスーツスタイルがあります。
これを知っておくとスーツ選びが楽しくなりますし、一つの教養にもなります。
それでは、端的に紹介します!
1.ブリティッシュスタイル(イギリス)
ブランド:ヘンリープール バーバリー
特徴 :肩…ガッチリ
ウエスト…絞りがある
ボタン…三つボタン
印象 :肩パッドがあり、ウエストが絞られており、重厚感があるように感じる。
スーツの正統派であり、かっちり感が出る。
2.アメリカンスタイル(アメリカ)
ブランド:ブルックスブラザーズ ラルフローレン
特徴 :肩…ナチュラル
ウエスト…ボックス
ボタン…段返りボタンに特徴あり
印象 :ウエストに絞りがなく、機能的である。
体型の変化にも対応しやすく、太っていても似合う形とも言えるかもしれない。
3.イタリアンスタイル
ブランド:ロロピアーナ ラルディーニ ブリオーニ
特徴 :シルエット…細身で柔らかい
ウエスト…適度な絞りがある
ボタン…袖口のキッシングボタンに特徴が見られる
印象 :イギリス式に比べて、軽やかなイメージがある。
体型がもろに出るため、ある程度筋肉があり、ガタイの良い人は非常に似合う
上記がスーツの基本的なスタイルとなります。
このような事を頭に入れてスーツ選びをすれば、
ビジネスの場でも洗練された姿で立っている事ができるようになると思います。
人の外見は、中身と同じくらい大切だ
「人は、外見ではなく、中身だ」
このような言葉を言う方がいます。
正直に言うと、私はあまりこの表現が好きではありません。
そんな、当たり前の綺麗事を押し付けられるとうんざりしてしまいます。
こう言う事を言う人に限って中身も中途半端な人も多いように思います。
外見のもたらす効力は、心理学的にも証明されていますし、
人生においてとても重要な要素を持っています。
私は、こう思うのです。
「なぜ、どちらか一つを選ぶのか?」
「外見も中身も両方備えれば良いのでは無いか?」
多くの人は、なぜそうしないのか?
「めんどくさい」からです。
体を鍛えて、自分の体型を維持し、スーツを選ぶために勉強する必要がある。
手間のかかる事なのです。
しかし、手間をかけられる人こそ中身も備わった人間のように私は思えます。
人生を豊かにするためにも
中身も外見も両方とも鍛えていきましょう。
そうすれば気分の良い日々が送れると思います。